L.L.Bean好きならピクッと反応してしまうことでしょう。
80年代ごろまでに見られたキャンバス地にブルーラインの入った、あのビンテージトートを再現。
501などメジャーなアメリカンビンテージのレプリカはあれど、何故か生み出されなかったbeanのボート&トート
代表のM氏が実際にヴィンテージを集め、糸の解析からフォルム、縫製仕様を研究しできあがった渾身の逸品です。
まずは生地。
およそ19oz程度のキャンバスは老舗の織物屋に頼んで製作して頂きました。
このブルーのラインはボディのキャンバス生地に製織時に生地に縦糸として織られるもので、ハンドル付けやサイドを縫い合わせるガイドのラインとして入っています。現在は生産技術の進歩で使われていませんが、このラインが当時の雰囲気を醸し出す重要なポイント。手間ですが敢えてブルーラインを入れているのです。
ジーパンでいう赤耳的なところです。”ある”と”ない”とでは違うでしょう。
また、ハンドルの幅が狭いです。当時は肩掛けすることを考えておらず、手で持つことを想定し、ハンドルの間隔が狭く短いのが特徴。手で持った時の姿も昨今のトートとは違いますね。
生産方法にも特徴があります。
ボトムの切り替え部分にはしつけの縫製が入ります。白のステッチの下に同系色でミシンが入るのですが、白のステッチを縫う際にズレないようにする為。
量産時にミスが起こらないよう、1度同色の細い糸でステッチをかけちゃおう、というアメリカらしい発想なのです。
内側に付くブランドタグも分かる人には分かる。というディティールです。
織りネームの切り口がギザギザ。現在は生産効率的に真っ直ぐなのですが、当時はハサミ等で切っていたと思います。こんなところも再現。
芸が細かいです。
トートのハンドルを保護するのOLD CARRY HANDLEのブラウンがセットでの販売です。
イタリアンバケッタレザーを使用してインポート感のある雰囲気が特徴。
ベジタブルタンニン鞣しのバケッタレザーはオイル分がしっかりと染み込んでいる為、ツヤが出て色も濃くなってきて自分だけのエイジングに変化します。
スナップは珍しい本真鍮のメッキ。
真鍮はエイジングするので、レザー、キャンバス共に変化をお楽しみ頂けます。
外してヘルメットバッグなどその他の鞄に取り付けて楽しむも良しです。
ベーシックなトートだからこそ、細部の違いが大事かと思います。
アメカジ、アメトラスタイルにはバッチリお似合いになりますね。
男女問わず気に入って頂ける最高のトートバッグです。
SIZE SPEC
45cm×29cm
素材:Cotton 100%
生産国:日本