WORKERS定番のデニムLot.802
細身のテーパードシルエットながら、股上は深めかつワタリにもある程度ゆとりがあるので、スポーツなどでガッチリとした下半身の方でもスッキリと見せることができるデニムです。
素材はタテ、ヨコ共に米国のアプランド綿を使ったデニム。アプランド綿は極めてベーシックな綿。これを日本に輸入し、ビンテージジーンズに見られるムラ糸の形状をスキャンし糸形状を決めます。これもあまり強すぎないムラにコントロールしています。
ブラックデニムは穿き込んでいくと、色糸部分は中まで染まっているのでヒゲはあまり出ませんが、脇のセルビッジ部分の陰影は出てきます。全体はグレー味がかった色落ちなので、色が落ちるほどいわゆる「グレーのトラウザーズ」に近い色合いになり、合わせるものを選ばなくなります。
織布はミミ付の力織機。ローテンションで織ることで、ふっくらとした風合いになり、糸、さらには綿本来が持つキャラクターを消さないようにしています。完成した生地は防縮加工や毛羽を取り去る毛焼きは行わないキバタデニム。洗うと縮みねじれるのが特徴。
縫製はすべて綿糸。脇の割、左右の身頃を合わせる通称「小股」、ヨーク、帯付けは太番手の糸を使っています。綿糸で強度を出すための仕様ですが、これが結果としてセルビッジのデコボコとしたアタリ、ヨークの強いパッカリングを生んでくれています。
ディティールフロントはボタンフライ。トップボタン部分Vステッチ、バックポケットは黒閂とヴィンテージ デニムの要所を取り入れ。
セルビッジはインディゴ糸を入れているので、一般的な”赤ミミ”とは違う雰囲気。”青ミミ”と呼ぶのが正しいでしょうか。
スッキリとしたシルエットはジャケットと相性が良く、トラッドスタイルにも似合います。
柔らかい生地なので、レプリカジーンズのようなメリハリの効いた色落ちはしづらいですが、全体的にノッペリと色落ちしてくれるのでクリーンに穿いてゆけるデニムだと思います。
SIZE SPEC
27 ウエスト70/股上24/ワタリ29/裾幅18/股下80
28 ウエスト73/股上24/ワタリ29.6/裾幅18/股下80
29 ウエスト75/股上24/ワタリ30.2/裾幅18/股下80
30 ウエスト77/股上24/ワタリ30.8/裾幅18/股下80
31 ウエスト80/股上24/ワタリ31.4/裾幅18.3/股下80
32 ウエスト82/股上24/ワタリ32/裾幅18.5/股下80
33 ウエスト85/股上24.2/ワタリ32.6/裾幅18.8/股下80
34 ウエスト87/股上24.4/ワタリ33.2/裾幅19/股下80
36 ウエスト92/股上24.6/ワタリ34.5/裾幅19/股下80
※CITRONでお買い上げ頂いたジーンズは裾上げを無料で行います。(チェーンステッチ)
素材:綿100%
生産国:日本
モデル(176cm 63kg)着用サイズ27
WORKERS/ワーカーズ
岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカーになります。デザイナー舘野氏の豊富な知識はディティール、縫製仕様、素材、商標やブランドの歴史にまで及び、その深い知識を活かし、パターンや縫製、糸、ミシンのアタッチメントなど細かい部分までこだわり、自分が理解を深めた日本の工場にてWORKERSの洋服は生産されます。古き良き部分を活かしつつ現代的解釈をユニークに注入するセンスとそれを実現する縫製技術やパターンなど各部門の高いクオリティは着る人をワクワク驚かせてくれる。 常にベーシックな服作りにも関わらず、そのクオリティや出来上がるまでのバックグラウンド含め、人の心を躍らせる数少ないブランド。