“SOUTIENCOL”フランス語でステンカラーコートを意味する言葉。
ブランドの象徴的アイテムであり、三浦氏の感性、経験が全て詰まっているコート。20年以上変わらずブランドの看板としてつくり続けています。
素材は国産のウールヘリンボーン。細やかな織りが成す、綾織特有の艶感、そして耐久性がありある程度の厚みを持たせることができるので、裏地なしで生産できるメリットがあります。保温性が高く、高級感のある見た目に。
ステンカラーコートで外せないデザインとして前開きは比翼仕立て。ボタンが表に見えないつくり。よく見るとボタンがトップから下にゆくにつれ外に数ミリずつズレています。ボタンを留めた時に綺麗に見えるように、また、人間の腕の動きに合わせてボタンが開け閉めしやすいよう考えられています。
SLIP-ONの最大の特徴ともいえる一枚袖。通常2~3枚の布を縫い合わせて袖を製作しますが、1枚袖は1枚の生地で袖をつくる贅沢な仕様。縫い目が1本になることで、肩のラインに反ったシルエットになります。古い時代のバーバリーなどでも使われていた高級ラインの仕様です。
襟の作りも非常にキレイ。緩やかな曲線を描き、収まりの良い襟。補強の意味もあるステッチワークは襟を立体的に見せ、立てても美しく見えるように。縫製技術の高さが伺えるディティールのひとつです。
付属品など細かい部分へのコダワリもぬかりがありません。袖口のタブで調整ができるように。、クラシックなボタン、縫い代のパイピング処理など細かな部分まで美しい。
デザイン自体はオーバーコートとして作っているので、アームホールは広め。野暮に見えないのはパターン技術の高さがあってこそ。シルエットは流麗なAラインで美しく、生地のドレープや歩くたびに揺れ動く姿まで計算しつくされています。
また、このコートは後ろ姿がかっこ良いのです。三浦氏の遊び心の入ったヨークは波打つアンブレラヨークで、クラシックな雰囲気を残しつつも斬新なデザイン。
どこをとっても拘りを感じる素晴らしいつくりですが何よりこのコートは羽織心地が軽い。それは素材が軽いからではなく仕立ての良さからくるものです。
オンでもオフでも使える魅力たっぷりなコート。見る人が見れば良いコート着てるな!言われること間違いない。 流行廃りのない最高のコートのひとつです。
SIZE SPEC
44 身幅56/着丈92/裄丈85
46 身幅58/着丈94/裄丈87
48 身幅59/着丈95/裄丈89
素材:WOOL 90% NYLON10%
生産国:日本
モデル(176cm 63kg)着用サイズ:44